たくさんの笑顔に出会える“街のパン屋さん”を目指して
マザーバスケット・アロームで約8年、その後、京都の有名店フリアンディーズで2年半修行した後、より地域に密着したお店で美味しく安全なパンを味わってもらいたいという想いから、2007年7月10日にBoulangerie Blon(ブーランジェリ ブロン)を開店しました。
粗糖(洗双糖)
鹿児島産サトウキビから作った粗糖の結晶に洗糖蜜(砂糖を作る時に残る液体)を加えて加熱し、遠心分離機にかけて表面の不純物を取り除いたもの。サトウキビの栄養が残りミネラル豊富で自然の甘みがあります。
大山乳業の牛乳
大山乳業農業協同組合で作られた牛乳を原材料に使用しています。鳥取の恵まれた気候風土で、酪農家が愛情一杯に育てた健康な乳牛から搾った牛乳は品質がよく美味しいと好評です。カスタードには低温殺菌牛乳を使用しています。
オーガニックレーズン
アメリカ西部にあるカリフォルニア州で栽培されたオーガニッックレーズンです。過去2年以上化学的な農薬や肥料を一切使用せずに、周囲の産業に汚染される事のない農場で栽培されています。
天然酵母
レーズン種:オーガニックレーズンにハチミツと水だけを加え育てた天然酵母です。発酵力は弱いが、時間をかけて生み出す複雑な香、風味はイースト菌では出せません。
ルヴァン種:国産の全粒粉と伏見の天然水から生まれた天然酵母です。何年も何年も種継ぎをし、乳酸菌と酵母を生育させて作ったルヴァンはブロンの多くのパンに使用しています。ルヴァンを使うとやさしい酸味、甘味、うまみを持ったパンになります。イーストだけで作るパンとは一味違います。
真卵
真卵はカツオの身カスと北海道の昆布、一部のエサを発酵させて飼料にしています。卵特有の臭みがなく、タマゴサラダやカスタードクリームの材料に適しています。
伏見の天然水
伏見の天然水:昔から伏見は水が美味しいことで有名で酒蔵が多くあります。酒蔵に大きな影響をもつ水、パン造りにも同じことがいえます。伏見の水はイースト(酵母)が働くのに非常に適した硬度、ph(ペーハー)を兼ね備えています。長時間発酵させたパンには特に適した水です。
塩
セル・ブランジェリ:フランス語で「パン屋の塩」という意味のセル・ブランジェリ。地中海沿岸の製塩地帯「カマルグ」で生まれた自然海塩を細かく製塩しています。
青い海シママース:沖縄の塩。古式平釜でじっくりと時間をかけて煮詰めてあり、添加物は一切使用していません。輸入天日塩を沖縄の海水で溶かし、平釜でじっくり時間をかけて煮詰め、乾燥は板子で3日間自然脱水するという昔ながらの作り方です。
粒あん
北海道産の小豆を丁寧に炊き、粗糖をあわせて銅鍋で手作りしています。仕上げにはシママースで味を引き締めます。
こんにちは、ブロンくんです。
Boulangerie(ブーランジェリ)とはフランス語でパン屋さんのことです。フランスの市場“マルシェ”のように、ときには会話しながら、パンを選ぶ楽しみ、買う楽しみ、食べる楽しみを味わって頂けるお店を目指しています。
Blon(ブロン)はフランス語のblond/blonde(小麦色)を語源にした造語です。こんがりとよく焼けたパンをイメージして名付けました。
そして、お店のキャラクターとして生まれたのが「ブロン君」です。お店ともども皆さまに愛されるようにと願っています。ブロン君が皆さまの美味しい笑顔とともにありますように。